3回目の今回は,坂口監督にインタビューしました。
−−まもなく中国実業団駅伝,そしてニューイヤー駅伝ですね。駅伝に向けての監督の思いや,今回の目標などを聞かせてください。
ただ,そうは言っても,それは簡単なことではありません。うちは日本人選手だけのチームなので,どうしても外国人選手に大きく離されてしまう。それを追い上げるのは大変なことです。それに,駅伝の前後にはマラソンがある。そんないろんな状況がある中で,みんな駅伝に対して強い思い入れをもって取り組んでいます。ほんとによく頑張っていると思います。
ですから,勝った負けたで,よかった,悪かった,というのはあると思いますが,それだけではなく,そういう色んな部分を感じていただけたら嬉しいし,全力を尽くしている選手たちを応援してやってほしいと思います。
−−12月には,世界陸上大阪大会に向けた国内選考レースが始まりますね。これらのマラソンに向けての監督の思いや,目標などを聞かせてください。
大阪世界陸上,北京オリンピックに向けてのレースは既に始まっています。大阪も北京も酷暑のレースになるでしょうから,そういう気候に慣れている日本人にはメダルをとるチャンスがあると考えています。
大阪世界陸上にしても,北京オリンピックにしても,出場すること自体が難しいことです。でも,1人でも大阪に出場させたい。そして大阪経由で北京に選手を送ることができるよう,頑張りたいと思います。
−−マラソンを走るには一般的に3~4ヶ月間は調整期間が必要と聞いたことがあるのですが,マラソンも駅伝も冬がシーズン。単純に考えて駅伝はマラソンの調整時期と重なると思うのですが,マラソンを走れる選手が増えることは喜ばしい一方,駅伝とのバランスが大変なのではと思うのですが,そのあたりはどのように調整されているのですか? 今後もマラソンを走る選手は増えていくのでしょうか?
マラソンと駅伝の両立というのは,永遠の課題です(笑)。今年は,秋にマラソンに挑戦するという目標をチームで掲げ,結果も出してきました。ただ,マラソンが終わった選手を駅伝に向けて調整するのは,個人差があるためとても難しいのです。また1つの駅伝にマラソンが終わった選手とこれからマラソンを走る選手がいて,全体として調整し結果を出すということは本当に難しいというのも事実です。だからそれ以外の選手に頑張ってもらいたいとも思います。
マラソンには向き不向きもありますから,全ての選手がマラソンを走れるわけではありません。ただ,マラソンを走るには,最低限,自分で「マラソンをやりたい」と思わないとダメです。強制をして走れるものではありません。
−−マラソンは個人競技。言わばチームメートもライバルですが,駅伝でも同じことが言えるのでしょうか?
いえ違います。駅伝はチームでの競技です。駅伝がうまくいく時には,どの選手もチームのことをよく考えています。後を走る選手のことを考えて,自分の役割を理解して走っているのです。選手が,自分さえよければそれでいいと思って走っている時,つまり,守りに入ってしまって,自分が安全に,そつなくこなせばいいと考えて走っているような時は,いい結果は出ないのです。うちのチームでは,そういう消極的なレースをすると後で袋叩きにあいます(笑)。やはり,やる気というか,「行こう」という気持ちがないとダメです。「無謀」はやってはいけませんが,自分のできることを最大限にやれば失敗してもOKという雰囲気が,うちのチームにはあるんです。特に,主力選手たちは,後を走る選手のこと,チームのことを本当によく考えて走っているんですよ。
−−このランナーズブログの読者は,中国電力陸上部を応援してくださる方や陸上関係者,走ることを自らの趣味・楽しみとして走っておられるという方,チーム(組織)のマネジメントに興味があるという方までさまざまです。今日は,高齢化が進む中,いつまでも健康に,生涯スポーツを楽しみたいという方,走ることを趣味として楽しみたいという方に,監督からのアドバイス,メッセージをお願いします。
最近,歩く人,走る人が増えてきました。健康目的や減量目的で,という方も多いと思います。きっかけとしてはそれでいいのですが,それだけではなかなか長続きしませんから,その中に何か楽しみを見つけることが大切です。例えば,季節を楽しむとか,夫婦で歩かれる場合には,共通の話題を見つけるとか。仲間との交流や,大会を目標にするのもよいでしょう。
楽しみを見つけること,そして無理をしないことが長続きのコツだと思います。最初は続けるために努力も必要ですが,何が何でも今日走るんだと考えていると,かえってストレスになりますから,そのバランスが大切です。 働いている人は仕事のある日は難しいかもしれませんから,休みの日だけでもいいですし,あるいは今日は早起きしたから歩いてみよう,今日は駅まで歩いてみようという形で,無理せず続けてみてください。
また,走ったり歩いたりすることは「有酸素運動」ですので,続けれてやれば,自分の体が変わっていくこと,能力が高まっていくことを実感しやすい運動でもあります。同じぺースでも,続けているとだんだん楽になっていくのを実感しやすく,距離を伸ばしていくこともできるでしょう。
マラソン(約42キロ)なんてとても走れる距離ではないと思われるかもしれません。でも,全部走ろうと思わず,走ったり歩いたりすればよいのです。そうすれば,約42キロという距離は必ずしも難しいものではありません。
始めるきっかけは何でもよいと思いますが,続けていくことが健康につながり,その中に達成感や生きがいも生まれると思います。無理をしないで体を動かすことを楽しんでください。
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>自分さえよければそれでいいと思って走っている時, >つまり,守りに入ってしまって,自分が安全に,そつ >なくこなせばいいと考えて走っているような時は,い >い結果は出ないのです。
なんだか心に響きました。私も19日は地元で駅伝を走ります。練習不足で不安でしたが、攻める気持ちを忘れずに、がんばってきます。 坂口さんの「駅伝の基本は先行逃げ切り!!」 この言葉を胸にきざんで・・・。
投稿者 しんでぃ : 2006年11月15日 20:55
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>自分さえよければそれでいいと思って走っている時,
>つまり,守りに入ってしまって,自分が安全に,そつ
>なくこなせばいいと考えて走っているような時は,い
>い結果は出ないのです。
なんだか心に響きました。私も19日は地元で駅伝を走ります。練習不足で不安でしたが、攻める気持ちを忘れずに、がんばってきます。
坂口さんの「駅伝の基本は先行逃げ切り!!」 この言葉を胸にきざんで・・・。
投稿者 しんでぃ : 2006年11月15日 20:55